2.1 検索画面(Query Specification)
この画面から、収録データの検索とデータの解析が行えます。この画面で検索条件を指定します。 |
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[画面の説明] (1) データベースの切り替え 検索対象となるデータベースを、INTERGLADデータ、ユーザーデータから選択します。両方一緒に使用することもできます。また、INTERGLADデータについて、サーバ上の最新版を使用するか、利用者のパソコン内のもの(またはCD-ROM)を使用するかのどちらかが選択できます。 この選択の初期状態は利用者環境設定で決めることができます。 なお、アプレット版においては、サーバ以外のデータは使用できません。 (2)検索条件の指定 指定できる項目を以下に列挙します。各項目はANDの関係で結ばれて、検索演算が行われます。 @ガラスの状態(State) ガラスの状態を限定せずに全収録データを検索対象にしたい場合は、指定なしNot Specifiedを選びます。ガラスの状態を限定する場合は、一般ガラスGlass General、融体Meltおよび非ガラスNon-Vitrifiedのいずれか1つを指定します。さらに一般ガラスGlass Generalは、通常のガラスGlass、結晶化ガラスGlass Ceramics、複合材料Composite、変成ガラスModified Glassおよび薄膜Thin Filmの5つの中の1つが指定できます。初期状態は、指定なしNot Specifiedです。 A Gold-Data Gold-Dataとして区分けされた信頼性が特に高いガラスのみを検索対象とする時に指定します。 まだ少数のデータしかGold-Dataとして登録されていませんが、今後、収録済みの個々のガラスデータについてデータ値等を確認しながら登録数を増やして行く予定です。利用者保有データについては、入力時にGold-Dataとして登録することができます。 Gold-Dataは、ガラス番号の後ろに"R"を付けて表示します。X-Y図・三角図などのグラフ上では黄色の星印で表示されます。 B組成(Composition by) a) 数値データ(Numerical)チェックボックス オンにすると、検索条件の組成値に非数値データ(*)があるものは抽出されません。 b) 単位プルダウンメニュー mass%、mol%またはat%が選択できます。単位の初期状態はmass%です。これは利用者環境設定で変更することができます。 c) 市販ガラス(Commercial Glass) と [組成展開]ボタン ダブルクリックすると小画面が表示され、市販ガラスが選択できます。さらに、[組成展開]ボタンをクリックすると、その市販ガラスのガラス組成が、組成欄に展開されます。市販ガラスが複数のガラスデータにわたる場合は、%minに最小値が、%maxに最大値が表示されます。 組成欄と市販ガラスはORの関係で検索が実行されます。 d) 化学成分(Components) 化学成分は、酸化物Oxide、フッ化物Fluoride、塩化物Chloride、臭化物Bromide、ヨウ化物Iodide、元素Element、硫化物などSulfide etc.(S・Se・Te化物、NH3、P・As化物)、ガラス原料物質Raw Material、複合材料フィラー等Fillerの9つに分類されます。 ダブルクリックすると小画面が表示され、化学成分が選択できます。 %min、%maxのどちらかに数値を入力すると、その組成値が非数値のデータ(*)は検索されません。 %minに「-1」を入力すると、その成分が記載されていないガラスについても抽出でき、微量成分を検索する場合に便利です。 [汎用表記(イタリック)の化合物名] 成分として、汎用表記(イタリック)の化合物名を選択できます。その場合は下記に示す成分がORでつながっているものと解釈します。汎用表記の%min、%maxは、展開された各成分の和を示すものとします。
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[AND、OR、NOT]![]() 成分欄は各行ごとに、AND、ORまたはNOTのいずれかが指定ができます。A成分and B成分とした場合は、図のようにAとBの両者を含むガラスが抽出されます。 A成分or B成分とした場合は、A成分and B成分に加えてAだけまたはBだけを含むガラスが抽出されます。 A成分not B成分とした場合は、Aを含むガラスからBを含むガラスが排除されて抽出されます。 AND、OR、NOT が複数ある場合の処理順序は、次の通りです。 ・ 縦方向のANDとORは、ANDが先にまとめて判断され、その後ORと結合されます。 ・ 横方向のORは、カッコがついたものと判断され、優先処理されます。 ![]() NOT(A) or NOT(B) = NOT(A and B ) また、NOTを縦方向に2つ以上使用したときは、次のことを意味します。 NOT(A) and NOT(B) = NOT(A or B ) |
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e) 主成分の合計(Total of Main Component) Main指定(チェックボックスがオン)の時のみ有効となり、主成分の合計組成比が指定できます。 Main 指定時は、OR、NOTは使えません。横方向のORは使えます。 f) ガラス汎用名(Glass System) ダブルクリックで表示される小画面から選択できます。 g) フィラー/析出結晶/基板(Filler/Crystal/Substrate) どちらもダブルクリックで表示される小画面から選択できます。 「ガラスの状態」で複合材料(Composite)を指定した場合に、Fillerの指定が可能となります。 「ガラスの状態」で結晶ガラス(Glass-Ceramics)を指定した場合に、析出結晶Crystalの指定が可能となります。 「ガラスの状態」で薄膜(Thin Film)を指定した場合に、Substrateの指定が可能となります。 h) ゾル-ゲル原料(Sol-gel Material) ダブルクリックで表示される小画面から選択できます。[ゾル-ゲル]ボタンがオンの場合に、ゾル-ゲル原料(Sol-Gel Material)の指定が可能となります。 外観・特徴・製法で、ゾルゲルを指定した時も同様です。 C特性(Property) ダブルクリックで表示される小画面から物性等が選択できます。小画面上で太字になっている特性は表データです(5.3表データ 参照)。特性欄は各行ごとに、ANDまたはORのいずれかが指定できます。 a) 数値データ(Numerical)チェックボックス オンにすると、検索条件の特性値に非数値データ(*)があるものは抽出されません。 b) 単位 単位系は汎用単位Common、SI単位、CGS単位とPSI単位があり、特性ごとに指定できます。単位系の初期設定はCommonです。これは利用者環境設定で変更することができます。 単位欄の#印は、単位換算できない特定の単位等で表示されていることを表します。 c) 特性グループの指定 特性リスト最下層の1つ手前の分類グループ名を選択するとグループに含まれる特性をまとめて検索できます。このとき複数の特性すべてが次画面で表示されます。 [電気伝導度、交流体積抵抗率および直流体積抵抗率について] 電気伝導度、交流体積抵抗率または直流体積抵抗率のいずれかが条件に指定された場合、下表に従って他の二つの特性も検索します。このとき複数の特性値が検索された時は、次表の優先順位に従ってどれか一つだけが次画面で表示されます。
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D外観・特徴・製法(Shape, Feature & Manufacturing Process) ダブルクリックで表示される小画面から選択できます。 Eゾル-ゲル(Sol-Gel)ボタン このボタンがオンのとき、ゾルゲル原料の指定が可能となります。 F用途(Usage) ダブルクリックで表示される小画面から選択できます。複数の用途を指定した場合はOR関係です。 G著者(Author) 著者名は自由入力です。「筆頭著者」First Authorまたは「筆頭か否かを問わない」Any Authorを指定してください。 H出典(Data Source) ダブルクリックで表示される小画面から選択できます。出典の指定は次のどの階層でも行えます。特定の出典を排除するNOT検索も可能です。 a) 出典名称 出典名称欄では出典のカテゴリ(データブック/学会誌/予稿集/特許/カタログ/利用者保有データ)またはその下層が選択できます。データブックについてはデータブック名、学会誌については学会誌名、予稿集については予稿集名、特許はヨーロッパ特許、米国特許または日本特許(特許公開公報)、カタログについては企業名が指定できます。 b) 年号(Year) 出典の発行年号が指定できます。年号は西暦年号の4桁の数字を入力します。日本特許の年号は西暦に直してこの欄に入力します。単一年号のみに限定して検索したい場合は、左右の欄に同じ数字を入力してください。 c) 番号(Number) 番号欄はカテゴリにより、指定方法が次のように異なります。 データブック :データブック名を選択すると、データブックの巻数とページ数の指定が可能となります。この巻数は00B、002など3桁で入力します。ページ数は4桁です。 学会誌・予稿集 :誌名を選択すると、学会誌または予稿集の巻数とページ数が指定できます。0020035のように巻数3桁に続きページ数を4桁で入力します。 なお、まれにページ数が5桁の場合がありますが、そのときは、10000ページ台は最初の10をtで、11000ページ台は最初の11をeで、12000ページ台は最初の12をwで、13000ページ台は最初の13をhで表しすことにします。 Vol.59&60などの合巻の場合は、59または60のいずれかで入力されています。 特 許 : ヨーロッパ特許、米国特許または日本特許を選択すると、特許番号の指定が可能となります。自動的に入力される”A”に続いて特許番号を、日本特許の場合は6桁で、米国特許とヨーロッパ特許の場合は7桁で入力します。 カタログ : 企業名を選択すると、ガラスコード番号が指定可能となります。カラムのダブルクリックで表示される小画面から、ガラスコード番号を選択します。 国名の略称 : 企業名、学術誌名などで使われる国名の略称として、次の記号が使用されています。 BE: Belgium, DD: Former Democratic Republic of Germany, DE: Germany (Federal Republic of), FR: France, GB: Great Britain, J: Japan, KR: Korea (Republic of), NL: Netherlands, PT: Portugal, RU: Russia, SU: Former Soviet Union, US: United States of America, IT: Italy d) 特許社名(Pat. Company) 出典名称が特許の場合のみ指定できます。ダブルクリックで表示される小画面から企業名を選択します。 I ガラス番号(ここでは6桁の数字部のみ) ガラス番号を1件だけ指定する場合は、検索結果は「詳細画面」が表示されます。ガラス番号を連番で2件以上指定したい場合は右欄にも入力します。 J Max Data 検索データの出力件数の上限をMax Dataとして指定します。初期値は10です。利用者環境設定で初期値の変更が可能です。 K [SEARCH]ボタン 検索を実行します。 L [RESET]ボタン 検索条件の指定欄をすべて初期化します。 |
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[機能の説明]
(1)
![]() 画面上の検索条件を、名前を付けて保存します。拡張子(.iga)は自動的に付けられます。ファイル名は自動的に”query”と付きますが、任意に変更可能です。
(2)
![]() 保存してある検索条件(拡張子.iga)を開いて、画面上に展開します。
(3)
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2.2 検索結果リスト(Retrieved Glass) 検索画面で指定した条件に基づいて検索が行われ、抽出されたデータがガラス番号順に表示されます。
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[画面の説明] (1)一覧表 ガラス番号ごとにデータを横一行で表示します。最初に表示される項目は、ガラス番号、出典、Year、Data Source Numberと検索指定項目のみです。 表としては次の機能を持っています。 ・列の入れ替え : 組成あるいは特性の列のラベルをドラッグ&ドロップして列の入れ替えができます。 ・列のソート : ラベルの「shift+クリック」によりソート(昇順・降順)が行えます。 ・詳細画面への遷移 : 行のダブルクリックにより詳細画面への遷移が可能です。 @削除チェックボックス(Delete) このチェックボックスがオンのデータは、後述するデータ解析(四則演算列作成、特性計算列作成、X-Y図表示、三角図表示)に使用されません。また、[DELETE]ボタンをクリックすると表示画面からも削除されます。逆に、X-Yプロット画面(2.5 参照)及び三角図画面(2.6 参照)上でプロットの削除を行うとこの削除チェックボックスがオンになります。 行の選択は、削除チェックボックス以外の箇所をクリックして行って下さい。削除チェックボックスでは行の選択はできませんので、ご注意ください。 ANo.欄 出力されたデータの通し番号が表示されます。 Bガラス番号欄 データベース収録データに付けた固有番号です。 最初の1文字目はガラスの状態を表します。通常のガラスGlassはG、結晶化ガラスGlass CeramicsはX、複合材料CompositeはC、変成ガラスModified GlassはM、膜Thin FilmはT、融体MeltはF、非ガラスNon-VitrifiedはNです。 2文字目は出典を表します。データブックはB、学会誌はJ、予稿集はI、特許はP、カタログはC、ユーザーデータはUです。 3〜4文字目はガラス汎用名Glass Systemを表します。例えばシリカガラスは01になります。 ハイフォン以下の6桁の数字は、収録データの登録順に付けた通し番号(Glass ID)です。 C出典欄(Data Source) 出典カテゴリの1つ下の分類名(誌名など)、YearおよびData Source Numberが表示されます。 出典のYearとData Source Numberは、[Information…]ボタンをクリックして表示される小画面で、非表示にすることができます。 Dガラス状態、外観・特徴・製法、用途、ガラス汎用名、Note欄、熱処理条件欄 これらは、[Information…]ボタンをクリックして表示される小画面で表示/非表示が選択できます。 E組成 検索画面で指定した成分があれば組成欄が表示されます。他の成分についても[Component…]ボタンをクリックして表示される小画面に、出力データに含まれるすべての成分が列挙されるので、表示/非表示チェックボックスをクリックすることにより表示させることができます。 組成単位の初期値は、検索画面で指定された単位です。 なお、フィラー、結晶名およびゾルゲル原料については、この画面では表示されないので、同一出典リストあるいは詳細画面を呼出して確認します。 F特性 検索画面で指定した特性があれば表示されます。他の特性についても[Property…]ボタンをクリックして表示される小画面に、出力データに含まれるすべての特性が列挙されますので、表示/非表示チェックボックスをクリックすれば切り替えられます。特性単位の初期値は汎用単位系Commonで、検索画面で指定した単位ではありません。利用者環境設定で初期設定を変更することができます。 青字で示される特性は、条件付きのデータですので、詳細画面で確認すると良いでしょう。 赤字で示される特性は、電気伝導度、交流体積抵抗率及び直流体積抵抗率で優先順位2、3の場合です。“Figure”と表示されるのは表データ(第X章.3参照)です。詳細画面から図を表示することができます。 |
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[機能の説明] (1)[Component Unit]プルダウンメニュー mol%--mass%間の単位変換ができます。R2O、Kaolinなどの分子量不明の成分を含むガラスは単位変換できないため、変換前に数値表示されていたデータは赤の*で表示されます。 単位変換前に含有量が*で表示されていたデータは、単位変換しても*表示のままですが、詳細画面を見ると数値が記されている場合があります。これも組成中に分子量不明の成分が含まれる場合で、この種のガラスを詳細画面の単位以外で検索するとそうしたことが起こります。 (2)[Property Unit]プルダウンメニュー 特性単位系を変更することにより、リスト上の特性値が変換されます。 (3)[Information…]ボタン 出典のYearとData Source Number、ガラス状態、外観・特徴・製法、用途およびガラス汎用名、Note欄、熱処理条件欄の表示/非表示が選択できます。 (4)[Component…]ボタン 出力データに含まれるすべての成分について表示/非表示が選択できます。 (5)[Property…]ボタン 出力データに含まれるすべての特性項目について表示/非表示が選択できます。 (6)[DELETE]ボタン 削除チェックボックス(Delete)がオンになっている行を削除します。 (7)[UNDO]ボタン 直前の「DELETE」操作を取り消します。 (8)[DETAIL]ボタン 「行選択」した任意の選択ガラスの詳細データが表示できます。行選択は、削除チェックボックス以外の箇所をクリックして行って下さい。削除チェックボックスのクリックでは、行選択はできません。 (9)[+,−,*,/…]ボタン 組成・特性に関する任意の2項目間の四則演算(+、-、*、/)ができます。 クリック操作により表示される小画面上で、演算の条件を設定します。演算結果は新しい列に表示されます。 演算の条件 : ・演算対象operandとして選べるのは組成・特性に関する任意の2項目です。 四則演算で新しくできた項目を選択することも可能です。 ・演算子operator:+、−、*、/ ・新しい列のラベル:演算条件設定時の小画面で名前を付けることができます。 組成と組成を(+、−)した結果は組成とみなされます。組成と組成の(×、÷)は結果が組成としての数値範囲を超えることがあるので特性として扱い、[Property…]ボタンで起動する小画面に収納されます。 組成と特性、特性同士など特性が関係する演算の結果は特性とみなされます。 演算の結果はできた新しい列を非表示とする場合は、[Component…]ボタンまたは[Property…]ボタンを操作することにより行えます。 演算実行後の単位について 組成:演算を行った後は、全ての組成の単位変更はできません。 特性:演算結果の列は単位を持ちません。 (10)[Additivity Eq…]ボタン 特性計算式による特性値の算出が、クリック操作により表示される小画面上で行うことができます。 特性計算式選択小画面 : 右側の特性計算式リストから式を1つ選択すると、左欄にその式の制約条件が表示されます。 必要に応じて、式の条件となる温度または粘度を入力した後、[CALCULATE]ボタンをクリックしてください。検索結果リスト画面にピンク色ラベルの列が追加され、計算結果が表示されます。 特性値の計算は、各ガラスの全成分を対象に行われます。そのため、各特性計算式の対象成分以外の成分を含むガラスについては通常は計算できません。特性計算式の対象外の成分が微量であれば、それらを無視して計算を実行しても問題ない場合もあるため、この小画面で「Total of trace components <」の右欄の数値を指定することにより、対象外成分を無視して計算を実行することができます。無視する成分の合計量(最大値)は、0.1、0.2、0.3、0.5、0.7、1.0、5%の7段階で選択可能です。 特性計算式の制約に合わないガラス組成の行には*が表示されます。 特性計算式の詳細は「第X章.1 特性計算式(Additivity Equation)」を参照してください。 なお、特性計算式が適用できるガラスは、ガラスの状態が“通常のガラスGlass”に限定されますが、そうでないガラスについても計算は実行され、数値が表示されるので注意が必要です。 (11)
![]() 検索結果をCSVファイル(カンマ区切りのテキストファイル)として保存することができます。[CSV保存]アイコンをクリックすると表示される小画面にて保存条件を指定します。
<保存条件> 出力列の選択:Componentタグ、PropertyタグおよびInformationタグのクリックで選択可能な項目が表示されますので、その中から追加または削除を行います。初期状態は、画面に表示されている項目のみです。 ファイル名 :自動的に”glass”と付きますが、任意に変更可能です。拡張子(.csv)は自動的に付きます。 (12)
![]() 検索結果リスト画面を保存します。拡張子(.igb)は自動的に付きます。ファイル名は自動的に”list”と付きますが、変更可能です。
(13)
![]() 保存してある検索結果リスト(拡張子.igb)から所定のファイルを指定すると、保存画面が画面上に展開されます。保存画面を開いた後に、[←]アイコンで前画面に戻ると、検索条件が確認できます。
(14)
![]() 表示画面をそのまま印刷します。
(15) [Data Source List]ボタン クリック操作により、1出典1行からなる出典一覧表が表示されます。 出典一覧表の1行を指定してからダブルクリックすることにより、同一出典リストの表示が可能です。 |
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[画面遷移]
(1)
検索結果リストの任意の行を選択して[同一出典リスト]アイコンをクリックすると、そのデータと同じ引用源から抽出された全データを再検索し、同一出典リスト画面に移ります。![]() (2)
[X-Yプロット図]アイコンをクリックすると、X-Yプロット画面に移ります。![]() (3)
[三角図]アイコンをクリックすると小画面が表示され、3組成と1特性を選択すると、三角図画面に移ります。![]() (4)
[データ密度解析]アイコンをクリックすると、データ密度解析画面に移ります。![]() (5) [DETAIL]ボタン
行を選択して[DETAIL]ボタンをクリックすると詳細画面に移ります。[DETAIL]ボタンを押す代わりに、行をダブルクリックする方法でも詳細画面に移ります。 (6) [Data Source List]ボタン [Data Source List]ボタンをクリックすると、出典リスト画面に移ります。 |
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2.3 同一出典リスト(Glasses from a Data Source) 検索結果リスト画面の一覧表の中で選択されたガラスと同一の引用源から抽出された全ガラスを再検索することにより、同一出典リストが表形式で表示されます。着色している列は検索結果リスト画面で選択したガラスです。 |
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[画面の説明] (1)一覧表 各ガラスの主要データ(@〜E)を1ガラス1行で表示します。 @ガラス番号 A組成 組成の単位系の初期値は、前画面で指定した単位系です。 [Component Unit]プルダウンメニューを使用すればmol%--mass%間の単位変換が可能です。 Bフィラー/結晶/基板(Filler/Crystal/Substrate) フィラーおよび結晶の単位は通常mass%ですが、希にvol%が使用されます。vol%の場合は詳細画面のNote欄にその記載があるので確認できます。 Cゾル-ゲル原料(Sol-gel Raw-Material) D特性 青字で示される特性値は、条件欄に記載のあるデータです。内容は詳細画面で確認できます。 “Figure”と表示されるのは、表データ((スペクトル、第X章.3 参照)または特性式の図データ(5.2参照)の存在を意味します。 特性の単位系変更は[Property unit]ブルダウンメニューで行うことができます。初期状態は前画面での指定単位系です。 (2)出典固有情報 全著者名とメモ(ガラス調製方法、熱処理条件、特性測定方法など)が表示されます。 [機能の説明] (1)[Component Unit]プルダウンメニュー mol%--mass%間の単位変換ができます。R2O、Kaolinなどの分子量不明の成分を含むガラスは単位変換できないため、変換前に数値表示されていたデータは赤の*で表示されます。 単位変換前に含有量が*で表示されていたデータは、単位変換しても*表示のままですが、詳細画面を見ると数値が記されている場合があります。これも組成中に分子量不明の成分が含まれる場合で、この種のガラスを詳細画面の単位以外で検索するとそうしたことが起こります。 (2)[Proprty Unit]プルダウンメニュー 特性単位系を変更することにより、リスト上の特性値が単位変換されます。 (3)[DETAIL]ボタン 任意のガラスを選択して[DETAIL]ボタンをクリックすると、そのガラスの詳細画面が表示されます。 (4) ![]() ガラスデータごとの詳細情報が印刷されます。印刷したいガラスデータは小画面にて選択します。 |
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2.4詳細画面(All Fields) ガラスデータごとの詳細表示画面です。この画面は、検索結果リスト、同一出典リスト、X-Yプロット図、三角図、「特性予測:検索結果リスト」あるいは「特性予測:重回帰分析の検証」の中から一つのガラスを選び、[DETAIL]ボタンをクリックすることにより表示されます。 |
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[画面の説明] 詳細画面は、選択したガラスのすべての情報が表示される画面です。 組成と特性の単位はデータ入力時の単位です。 FillerおよびCrystal欄のRatioの単位はmass%です。まれにvol%が使われることがありNote欄にその旨が記載されるので確認して下さい。 Condition of Data : ガラス組成値が分析値Analizedであるのか、目標値Targetであるのか、 原料調合値Batchであるのかを表します。 Heat treatment : 選択したガラスの熱処理条件が表示されます。 Authors : 全著者名が表示されます。 Memo : ガラス調製方法、特性測定方法などが表示されます。 [機能の説明] (1)図データ(Figure)の表示 図データがある場合は「Figure」のプルダウンメニューで、表示可能な図が選択できます。 図データは以下の2種類に分かれます。 @特性式から求めるもの(詳細は、第X章 2.特性式 を参照) 下記の特性式について、その係数が揃っている場合に図が表示できます。 ・ Fulcherの式 ・ 拡散の式 ・ 屈折率の分散式 ・ 電気伝導度の式 ・ 直流体積抵抗の式 ・ 交流体積抵抗の式 A表データとして保持されているもの(詳細は、第X章 3.表データ を参照) 下記の図がこれに該当します。Ver.6のリリース時点では、まだ少数に限られます。 ・ 熱膨張曲線 ・ 透過スペクトル ・ 吸収スペクトル ・ 反射スペクトル ・ 放射スペクトル ( (2)図データのCSV保存 図データのうちの表データとして保持しているものは、オリジナルデータを図データ画面からCSV形式(カンマ区切りのテキストファイル)で保存することができます。 (3) ![]() 表示画面をそのまま印刷します。 (4) [同一出典リスト]アイコン 検索結果リストの任意の行を選択して[同一出典リスト]アイコンをクリックすると、そのデータと同じ引用源から抽出された全データを再検索し、同一出典リスト画面に移ります。 |
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2.5 X-Yプロット図(X-Y Plot) 検索結果リストのデータをもとに、X-Y プロット図を表示します。X軸、Y軸はこの画面の中で指定します。 |
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[画面の説明] (1)グラフ表示 [X-axis]と[Y-axis]を次の方法で指定すると、データがプロットされます。プロットは出典ごとに別々のマーク(形と色)で表示されます。黄色の★印はGold-Dataです。プロットにカーソルを合わせると、“No、ガラス番号、出典”が吹出しで表示されます。 @X-軸[X-axis]、Y-軸[Y-axis]の指定 ダブルクリックにより表示される小画面中の組成または特性から項目を選択します。 Aスケール変換[Scale Transform]プルダウンメニュー プルダウンメニューにより、X-軸、Y-軸のスケールを変更することができます。スケールはリニアlinear、 逆数Inverse、対数logarithm、倒置reverseの4種類あり、初期状態はリニアです。対数または逆数を選択した場合、ゼロ以下の値のデータは表示されません。 [機能の説明] (1)[DETAIL]ボタン(モードボタン) このボタンがアクティブの時、X-Yプロット上のプロットをクリックするとそのガラスの詳細が表示されます。マウスの右クリックで表示される小画面から実行することもできます。 (2)[DELETE]ボタン(モードボタン) このボタンがアクティブの時、プロットをクリックするとそのプロットが削除されます。削除結果は検索結果リストの削除チェックボックスに反映されます。X-Yプロット図をCLOSEせずに検索結果リストの削除チェックボックスを変更しても、そのX-Yプロット図には反映されません。特に複数のX-Yプロット図を同時に表示している場合はその点をご注意ください。 マウスの右クリックで表示される小画面から実行することもできます。 (3)[Delete a Source]ボタン このボタンがアクティブの時、プロットをクリックするとそのプロットと同一出典のプロットが全て削除されます。削除結果は検索結果リスト画面の同一出典データの削除チェックボックスに反映されます。 マウスの右クリックで表示される小画面から実行することもできます。 (4)[UNDO]ボタン 直前の「DELETE」操作を取り消すことができます。 (5)[ZOOM]ボタン(モードボタン) このボタンがアクティブの時、画面の一部をマウス操作で範囲指定すると、その範囲が拡大表示されます。 (6)[RESET]ボタン(モードボタン) このボタンをクリックすると、拡大表示が解除されます。 (7)[FITTING]プルダウンメニュー カーブタイプを選択すると、プロットのフィッティングカーブを描きます。 カーブタイプ : 直線、 2次曲線、 3次曲線 左上の囲み(移動可)にフィッティングカーブの式と係数、寄与率(R2)を表示します。 (8) ![]() グラフ部分を印刷します。 注:X-Yプロット図は複数の画面を表示することが出来ます。 |
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2.6 三角図画面(Ternary Plot) 検索結果リストの特性データを3組成の三角図上に表示します。 |
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[画面の説明] (1)表示項目 小画面で特性と3成分を指定することにより、次の表示が行われます。 @特性名と単位 A三成分と単位 B[特性値]スライダ スライダのmax/minは、全プロットデータの最大値/最小値に対応します。スライダ上の台形のポインタは、三角図上に表示されるプロットの上限値/下限値(Upper/Lower)を設定します。このポインタは上下別々の移動も、上下一緒の移動も可能です。上下一緒の移動は両ポインタを結ぶ赤色のバーを操作することにより行います。 Cプロット スライダのポインタで設定される下限値から上限値の間にある特性値データがプロットされます。 三角図アイコンをクリックして表示される小画面上で、三成分の和の最小値を0〜100%の範囲で指定することができます。和が最小値に満たないガラスは排除され、残りのガラスについて、三成分の和を100%として各成分に按分してプロットされます。 プロットの色は、スライダの色(青〜赤)に対応し特性値の大きさを表します。マーク(形)は出典ごとに変えて表示します。黄色の★印はGold-Dataです。プロットにカーソルを合わせると、“No、ガラス番号、出典”が吹出しで表示されます。 Dガラス化範囲データ [Glass-Forming Region]ボタン クリックすると、二、三元系ガラスのガラス化範囲を表すファクトデータが三角図上にプロットされます。 「完全に透明なガラス」が黒○、透明なガラスが作製しにくい組成が黒×でプロットされ、黒○と黒×の境界の黒○側がガラス化領域です。ファクトデータの代わりに、境界線だけで表されたガラス化範囲データもあります。 [機能の説明] (1)[DETAIL]ボタン(モードボタン) このボタンがアクティブの時、三角図上のプロットをクリックするとそのガラスの詳細画面が表示されます。 マウスの右クリックで表示される小画面から実行することもできます。 (2)[DELETE]ボタン(モードボタン) このボタンがアクティブの時、プロットをクリックするとそのプロットが削除されます。削除結果は検索結果リストの削除チェックボックスに反映されます。 マウスの右クリックで表示される小画面から実行することもできます。 (3)[Delete a Source]ボタン このボタンがアクティブの時、プロットをクリックするとそのプロットと同一の出典のプロットが全て削除されます。削除結果は検索結果リスト画面の同一出典データの削除チェックボックスに反映されます。 マウスの右クリックで表示される小画面から実行することもできます。 (4)[UNDO]ボタン 直前の「DELETE」操作を取り消すことができます。 (5)[ZOOM]ボタン(モードボタン) このボタンがアクティブの時、三角図上のグリッド単位にマウス操作で範囲を指定することにより、その範囲が拡大表示されます。 (6)[RESET]ボタン このボタンのクリックにより、拡大表示が解除されます。 (7)[Property Scale]プルダウンメニュー 特性値のスケールを変更することができます。スケールはリニアlinearと対数logarithmです。初期状態はリニアです。対数を選択した場合、ゼロ以下の特性値のデータは表示されません。 (8)[Glass-Forming Region]ボタン クリックすることにより、ガラス化範囲ファクトデータがプロットされます。「完全に透明なガラス」が黒○、透明なガラスが作製しにくい組成が黒×でプロットされ、黒○と黒×の境界の黒○側がガラス化領域です。ファクトデータの代わりに、境界線だけで表されたガラス化範囲データもあります。 (9) ![]() グラフ部分を印刷します。 |
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2.7 データ密度解析(Data Distribution) 検索結果リストに表示されたガラスの1特性に関する組成情報を、周期表上に元素ごとの利用頻度で表示します。 |
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[画面の説明] (1)特性名 「Disribution in Glass Data Containing」欄をダブルクリックして表示される小画面から、データ密度解析を実施したい特性項目を選択します。 (2)周期表 選択された特性値データを有するガラス組成を元素に分解し、対象となる全ガラスの元素別の利用頻度数を周期表形式に配列された元素名の下に表示します。 利用頻度: 各ガラスに含まれる元素の利用頻度をカウントします。例えば、あるガラスにAl2O3が含まれれば、Al を1回と数えます。O(酸素)はカウントしません。 「少量成分」の指定により、その成分の含有量が指定値未満となる元素はカウントしません。含有量の単位は検索結果リスト画面で使われた単位です。従ってat%を指定した場合以外は含有量は元素ごとではなく化合物ごとの量になります。 各元素は、カウント数に応じて色分け表示されます。色分けは最大のカウント数に対する割合の5段階です。 [機能の説明] (1)少量成分 「Ignore Minor Elements < 」欄の少量成分の割合を選択すると、足切りを0、1、5、10、15、20、25、30%の8段階で設定できます。 (2) ![]() 表示画面をそのまま印刷します。 |
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